外国人客 消費旺盛 免税拡大で売り上げ増 前年比4倍超の店も

update 2015/2/3 10:12


 昨年10月に外国人観光客向けの消費税の免税対象が拡大して4カ月、函館市内の百貨店や土産店では、中国や台湾からの客が商品をまとめ買いする姿が目立っている。免税措置を行っている店では、昨年10〜12月の売り上げが前年同期の4倍を超えるなど、外国人の消費が旺盛だ。ドラッグストアーにバスで乗り付け、買い物する団体客の姿もあり、今後も需要が期待される。

 棒二森屋(若松町)では、昨年10〜12月の免税品売り上げが前年同期比4・6倍と大幅に増加した。化粧品や菓子のほか、店内の生活雑貨店「無印良品」に詰め掛け、ダウンジャケットなど衣料品を購入する客が多いという。

 函館空港内の免税店も人気だ。中国人は化粧品やウイスキー、台湾からの旅行客は日本酒やたばこを大量購入。函館空港ビルデングによると、昨年10〜12月の売り上げは前年同時期の2倍を超えたという。

 金森赤レンガ倉庫群近くの土産店「こぶしや函館店」(豊川町)では、外国人客が気に入った菓子などを次々と手に取り、買い物かごは商品であふれていた。同店の店員は「ガイドブックなどに載っているのか、初めから買う商品を決めてまとめ買いする客が多い」と話す。

 団体ツアーの最終日に、宿泊先のホテルから空港に向かう途中、ドラッグストアに立ち寄るプランを組んでいる旅行会社もある。ツルハドラッグ松風店では、毎日10〜20人の外国人旅行客が訪れ、ビタミン剤や化粧品、菓子など1〜2万円ほど買い物するという。同店では通常とは別のカウンターを設け、免税手続きを行っている。

提供 - 函館新聞社

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