新人7人程度出馬か 函館市議選告示まで3カ月切る

update 2015/2/2 10:14


 任期満了に伴う函館市議選(定数30、4月19日告示、26日投開票)は告示まで3カ月を切り、立候補予定者が準備を進めている。1日現在、現職29人のうち1人が引退を表明、2人が道議選に転じる予定で、再出馬が確定的なのは26人。これに加えて新人5人の出馬が固まり、選挙戦がほぼ確定的な状況だ。新人はさらに2人程度が出馬する見通しで、一層の混戦となる可能性もはらんでいる。

 市議選は2011年の前回改選時に、定数が38から30に削減。旧4町村地域に設けられていた各定数1の選挙区も廃止されており、再び全市域対象の選挙となっている。

 今期限りでの引退を表明しているのは、無所属の出村勝彦氏(76)=9期=の1人のみ。民主党の見付宗弥氏(45)=2期=と共産党の本間勝美氏(46)=1期=は、道議選函館市区へのくら替え出馬を表明している。

 3人の後継として、出村氏の長女でデイサービス経営の出村ゆかり氏(49)が無所属での出馬を表明。後援会を新たに組織するとともに、3月中の事務所開きを予定している。見付氏の後釜には逢坂誠二衆院議員の秘書、島昌之氏(63)が民主公認で出馬し、2月以降本格的に始動する見通し。民主はさらに島氏以外の新人候補1人を擁立する方針を打ち出しており、党内で人選を進めている。

 共産は本間氏の後継として、党函館地区生活相談室長の中嶋美樹氏(51)が出馬を予定。昨夏から活動を始めており、今月上旬に事務所を開設する。

 新人はこのほか、市民団体代表の荒木明美氏(41)が、前回に続いて無所属での出馬を表明、市内大手町に事務所を構えた。市内の居宅介護支援事業所に勤務する丸山崇氏(41)も無所属で出馬する意向。13年に後援会を立ち上げており、亀田地区での事務所設置を予定している。

 昨年7月に現職が死去し、市議の空白地帯となっている南茅部地域でも候補者を擁立する見通し。地域の有力者が選考作業を進めており、複数の人物の名前が上がっているが、現段階では一本化に至っていない。

 市議選をめぐっては現職を中心に準備が本格化しており、立候補者説明会が行われる今月下旬にも構図が固まる見通し。ただ、同時に行われる市長選が無投票となる可能性があるため、関係者の間では人口減少と相まって投票率が低下するとの観測が広がっており、当選へのボーダーラインは下がるとの見方が出ている。

提供 - 函館新聞社

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