ひな人形コンパクト志向

update 2015/2/1 10:08


 3月3日の「桃の節句」に向け、函館市内の専門店や百貨店では、ひな人形商戦が活気を帯びている。少子化に伴いひな人形の購入客は減少傾向にあるが、この時ばかりは子どものために奮発しようと、品定めする家族連れの姿が目立つ。近年は段飾りの大きなタイプに変わり、コンパクトな人形に人気が集まっている。

 創業120周年の宮田商店(若松町30、宮田一人店主)では、リカちゃん人形をひな人形にした日本で38台しかない「リカちゃんスワロフスキー雛(ひな)人形」(シリアルナンバー入り)のほか、珍しい「木目込み立ち雛」も店頭に並ぶ。

 家庭の事情に合わせ、2体のお内裏さまのみのコンパクトタイプ、飾る台に人形と道具一式を片付けられる収納タイプも。人形の着物に淡い紫や緑、白色など春らしい色合いを取り入れている。

 宮田店主(36)は「珍しい品から収納タイプまで幅広く取りそろえているので、気軽に見に来てほしい。日本文化をオリジナルなひな人形で楽しんで」と話す。

 人形の京菊(桔梗2、菊池厚夫店主)では、100セット以上のひな人形を用意。3人官女が入った3段型の飾りや親王飾り、つるし飾りや名前旗などが勢ぞろいし「コンパクトなひな人形がよく売れている。現代風のかわいい表情をした人形も人気」と菊池店主。10万円前後の商品が売れ筋で、この土・日曜日がピークと見ている。

 テーオーデパート(梁川町10)では、ガラスケースに華やかな衣装の男びなと女びなが入った「親王飾り」など約15点を展示。価格は7〜8万円程度がよく売れるという。「下見で来る客が増えており、客足のピークは2月半ば」としている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです