森町に大型SC進出計画 神戸物産 観光果樹園も

update 2015/1/29 10:15


 【森】格安業態の「業務スーパー」を展開する「神戸物産」(本社・兵庫県)が、町赤井川地区に大型ショッピングセンター(SC)と観光果樹園の建設を計画していることが、28日までに分かった。2016年3月の北海道新幹線開業に合わせて営業開始を目指し、準備を進めている。

 胆振管内むかわ町の関連会社、神戸物産エコグリーン北海道との共同事業として計画が進められており、現段階では総事業費30億円規模を見込んでいる。

 大型SCの建設予定地となっているのは、道央道大沼公園インターチェンジ(IC)を降り、国道5号と合流する交差点付近。また、同IC付近と駒ケ岳山麓の2カ所の計約60fで観光果樹園を造成する予定という。

 大型SCの総面積は約8万平方bで、駐車場は1000台を想定。このうち店舗部分として使用する約1万平方bは同社が展開する業務スーパーのほか、町特産品の直売コーナー、さらに他企業の出店を見込んでテナントブースなどを盛り込んでおり、近く募集を始める予定。

 観光果樹園はハウスに温泉熱を引き込み、サクランボやブルーベリーなどの収穫体験を通年で行えるようにするという。すでに約1万本の苗を植えており、開園に向けた準備を進めている。

 同社によると、近隣に全国的に有名な観光地・大沼があることなどから、観光需要を見込んで進出を計画。従業員について「200〜300人ほどの新規雇用につながるのでは」としている。地元客はもちろん、観光客を呼び込むことで、地域の交流人口拡大にもつながることが見込まれる。

 梶谷恵造町長は「計画や出店の内容などについて、地元住民や周辺地域へ早い時期に説明会を開いてもらえるよう要望している。町としても情報が入り次第、町民に知らせていきたい」と話している。

 同社は東証1部上場で、本業のもうけを示す営業利益は51億円。同社は業務スーパーを全国691店舗で展開、道内では10店舗、そのうち道南では函館市と北斗市にそれぞれ1店を展開している。

提供 - 函館新聞社

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