新年度予算 市長査定始まる

update 2015/1/27 10:15


 函館市の2015年度予算編成が大詰めを迎え、26日から工藤寿樹市長による査定が始まった。4月に市長選を控えるため、予算計上は継続事業や必要経費にとどめる「骨格予算」となるが、工藤市長は「今までの流れを中断させないような予算を組む」と述べ、16年3月の北海道新幹線開業関連イベントやプロモーション関係経費などを盛り込む方針だ。

 この日は市役所会議室で、午前10時から査定を開始。財務部幹部が歳入歳出の見通しなどについて説明した。

 工藤市長は査定に当たり、「経済状況が決していいとは言えない中、骨格予算ではあるが新幹線や経済関係は今まで積み重ねてきた対策を盛り込んでいきたい」と述べた。市はすでに人口減少対策や子育て支援に向けた施策を検討し始めており、市長選を経た後の政策予算で盛り込む考えとしている。新幹線関連について市財務部は「開業予定が決まっており、実施しなければ間に合わないものは計上していく」(財政課)としている。

 本年度予算では市行財政改革プランに沿う形で、基金(=貯金)に頼らない収支均衡予算を18年ぶりに実現しており、新年度も引き続き収支均衡を目指す考え。同市長は「たった1年で収支均衡が崩れることのないようにしたい」としながらも、新市長が組む政策予算に向けて、一定程度財源を確保する必要があるとした。

 また、政府は本年度補正予算案で地方向けの新たな交付金として計4200億円を計上しており、市は2月補正に交付金を活用した事業を盛り込む考え。改行 市長査定は細部の調整や復活折衝を含め、30日まで行われる。新年度予算案は2月10日ごろの発表を予定している。

提供 - 函館新聞社

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