旅券発行28年ぶり4000件台、昨年の渡島管内

update 2015/1/27 10:15


 渡島総合振興局は26日、2014年の渡島管内一般旅券(パスポート)の発給状況を発表した。総数は前年よりも333件少ない4812件で、2年連続の減少。1986年の4209件以来28年ぶりに4000件台にとどまる低水準だった。同局は近年の円安傾向に加え、近隣の韓国、中国との関係悪化などが要因とみている。

 種類別では10年用が前年比254件減の2477件、5年用が同78件減の2334件、渡航先や期限を特定して発給する限定旅券が1件(同1件減)。

 月別では、8月以降の落ち込みが激しく、特に11月、12月で前年よりもそれぞれ102件、158件下回った。

 年代別では、未成年から80代以上までの各世代で軒並み減少。発給件数の一番多い20代が46件減少の953件、2番目の10代も35件減少し、905件。一番落ち込みが大きかったのは50代の89件減(発給件数634件)だった。

 地域別でも福島、知内、鹿部の3町を除くすべての市町で減少。発給件数が全体の71%を占める函館市が164件減の3436件、北斗市が同82件減の467件、七飯が同17件減の323件だった。

 パスポートの発給件数は96年の1万1662人をピークに減少傾向となり、米国同時テロ(01年)や重症急性呼吸器症候群(SARS、03年)などの影響によりさらに落ち込み、03年以降は5000〜6000人台で推移していた。

提供 - 函館新聞社

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