ドクターヘリ機材到着 あすから実機訓練

update 2015/1/26 10:32


 道南ドクターヘリで使用する最新のヘリコプターが25日、函館空港に到着した。運用する鹿児島国際航空(鹿児島市)によると、中型クラスのヘリでは世界最高水準の安全機能や寒冷地での運用を考慮した機器を搭載。27日から実機を使用した訓練が始まり、2月16日の運用開始に備える。

 機体はイタリアの航空機メーカー、アグスタウェストランド社製の「AW109」の最新型で、全長は14b、全幅2・3b(ローター直径10b)。最高時速約310`、航続距離は550`と長く、函館と奥尻を30分程度で移動できる。

 従来機よりも自動操縦機能が優れ、防氷システムの搭載、デジタル無線にも対応。キャビンも広めにつくられており、患者のほか、医師や看護師4人分の座席があるが、シートアレンジによって大きな医療機材を搭載することも可能。ドアの開放部分も広く、患者の収容が容易にできる。

 この日は、鹿児島国際航空の関係者5人が搭乗し、午前8時に鹿児島を出発。途中3カ所の給油を挟み、午後3時20分ごろ、函館に到着した。同社の榎田和也専務は「北海道の厳しい環境での運用になるが、地元の方々の不安を払しょくし、安心に変えるよう努めたい」と話した。

 27、28の両日には市消防本部による東部4地区での訓練、2月3〜5日には市立函館病院以外の医療機関関係者が参加する訓練などが予定されている。

提供 - 函館新聞社

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