冬観光の目玉へ 夜市 2月14日に函館朝市協同組合連合会

update 2015/1/26 10:31


 2月11〜15日に行う「函館海上冬花火」を盛り上げようと、函館朝市協同組合連合会(井上敏廣理事長)は2月14日夕方から「夜市」を開く。朝市ひろば周辺をワックスキャンドルで彩るほか、参加店舗では海鮮丼などを特別価格で提供する。同連合会では今回の開催をテストとして位置付け、2015年度末に迫った北海道新幹線開業に向け、夜市を冬の恒例イベントとしたい考えだ。

 冬花火に合わせて市民が朝市に足を運ぶきっかけを作るとともに、観光客にも夜景を楽しむ前に立ち寄ってもらおうと企画した。当日はワンコインセールを実施。500円で自慢の丼などを提供するほか、物販店では限定の詰め合わせ商品を用意する。現在は加盟する約150の店舗から出店者を募っているという。

 同組合は冬場観光の目玉として、夜市の定着化を視野に検討している。北海道新幹線開業で駅周辺ホテルの宿泊客が多数見込まれることから、夜景観賞までの夕方の時間に朝市への集客を図る狙い。ことしの結果をふまえて改良を加え、団体ツアーなどに組み込んで需要を呼び起こしたいとしている。

 また、同組合は本年度、地元住民向けの企画も手がけており、昨年12月に実施した「年末市民感謝フェアー」は好評を得た。日曜・祝日に函館市内、近郊から無料送迎バス「朝市号」を運行し、のべ650人ほどが利用。松前や江差などからは町会ぐるみで住民が乗車し、バスが満席となったほか、増便の希望も出るなど大人気だった。来年度も期間限定で継続運行を予定しており、アンケート結果などをもとに、運行時期やルートなどを決定する見込みだという。

提供 - 函館新聞社

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