旧ロシア領事館活用に向け見学会

update 2015/1/24 10:08


 函館市が旧ロシア領事館(船見町17)の活用に向け、民間事業者を対象とした市場調査を行うにあたっての現地見学会が23日、同領事館で開かれた。約10組が参加、修繕を経ての今後の利活用に高い関心を示した。

 市は同領事館の活用に関し、市単独では市場性の有無や公募実施の判断が難しいとして、条件を定める前に民間事業者に意見を求める「サウンディング型市場調査」に参加する事業者を26日から募集する。見学会はその前に、興味を持つ事業者に施設を見てもらおうと行った。

 参加者は図面を手に、帝政ロシア時代の面影を今に残す建物をじっくりと見学。玄関ホールの階段や、西部地区の街並みや海を一望できるテラスなどを写真に収め、イメージを膨らませていた。

 市内でカフェを営む真島章子さん(35)はカフェでの活用を想定して訪れ「傷みはあるが思ったよりも広く、建物も函館らしい。音楽ができる集会場もあり、観光客も市民も楽しめるのでは」と気に入った様子。居酒屋などを経営する函館フーズプランニングの高野眞砂子社長(64)は「ウエディングやダンスパーティー、コンサートなどいろいろな使い方ができそう。まず修復が必要で、大きな駐車場があれば多くの人に来てもらえる要素になる」と話した。

 市国際・地域交流課の柳谷瑞恵課長は「熱心に見ていただいた。この中から次の調査に来る参加者がいれば。いい反応に期待したい」と話していた。募集期間は26日から2月6日まで。問い合わせは同課(電話0138・21・3634)へ。

提供 - 函館新聞社

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