旭岡中リコーダー部が2年連続全国へ

update 2015/1/21 10:29


 函館旭岡中リコーダー部(八木麗菜部長、部員12人)は、9日に札幌で開かれた「第29回全道リコーダーコンテスト」(北海道リコーダー教育研究会主催)の合奏部門で最高賞の金賞に輝いた。2年連続となる全国大会への切符も手に入れ、3月29日に東京で開かれる大会に向けた練習に熱がこもっている。

 昨年11月の道南地区予選では、道南の中学校で唯一のリコーダー部として出場し、全道大会へ駒を進めた。

 曲目は金子健治作曲「飛鳥の里へ」。ところどころに、雅楽といった“和”の響きを感じさせる曲調だ。曲のイメージを練るため、部員たちは図書室の本で飛鳥時代の人々の生活様式を調べるなど工夫を重ねた。

 週6日間、3時間にわたり顧問の近藤基子教諭による熱心な指導を受けて練習に励んだ。近藤教諭が所用で不在のときは、副顧問の中谷貴和子教諭がサポート。八木部長(14)を中心に部員同士で話し合いを重ね、意識を高めていった。

 全道大会本番では、アルトからコントラバスまで7種類のリコーダーを使った重厚な表現で演奏した。「緊張したけど一番良い演奏ができた」と八木部長。指揮をした近藤教諭は「それぞれの思いが伝わり、指揮をしているのが楽しかった」と振り返る。時間の都合で表彰式に出られなかったため、結果はバスの中で聞いたが、車内は喜びの歓声とうれし涙であふれかえったという。

 昨年の全国大会は惜しくも銅賞。八木部長は「今まで支えてくれた人に感謝を込め、ことしこそ金賞を獲りたい」と語る。

 全国大会の「第36回全日本リコーダーコンテスト」(全日本リコーダー教育研究会主催)は3月29日、東京・江戸川区総合文化センターで開かれる。

提供 - 函館新聞社

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