函館豆記者、沖縄取材「戦争恐ろしさ実感」帰函報告

update 2015/1/20 10:46


 昨年12月25日から4泊5日の日程で沖縄を訪問した函館豆記者取材班の小学生16人が19日、市総合保健センターで帰函報告を行った。一行は沖縄の戦争の歴史や函館との文化の違いを目の当たりにし、「とても充実した取材旅行だった」と振り返る。

 1976年から毎年行われている事業で、青少年交流や人材育成を目的に毎年開催。一行は昨年夏の根室取材に続き、2回目の取材旅行に旅立った。

 沖縄県庁では、安慶田光男副知事を表敬訪問し、若い世代に戦争の悲惨さをどう伝えていくのか。沖縄の方言を守るためにどんな取り組みを行っているのか質問した。

 ひめゆりの塔や旧海軍司令部壕を訪れた児童は「戦争の恐ろしさを実感した」「事前学習だけでは分からないことばかりだった」「新聞を通して今回の経験を多くの人に伝えたい」などと話していた。根室取材でともに行動した沖縄豆記者団と再会し、沖縄の伝統文化などを教えてもらったことも報告された。

 取材班班長を務めた河上怜佳さん(函館附属小5年)は「平和の尊さを痛感した。これからも戦争、米軍基地問題などに関心を持ち続けたい」と述べた。岡崎圭子市子ども未来部長は「この取材旅行を通して、実際に見たり聞いたりすることの大切さを実感したはず。これからの学校生活に生かしてもらえれば」とねぎらった。

 一行は今年7月下旬〜8月に、内閣府や外務省を訪問するため東京に出発する。

提供 - 函館新聞社

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