市電722号の車体売却へ 29日から入札参加者募集
update 2015/1/19 10:28
函館市企業局は、2013年度末で廃車とした市電「722号車」の車体を一般競争入札で売却する。予定価格は3万3600円(税抜き)で、市内で5年間、現状のまま保管することが条件。21、22の両日、駒場車庫内で車体を公開し、29日から入札参加を受け付ける。入札日は2月18日。
722号車は1959〜62年に計14両を導入した「710形」の1両で、市電を代表する車両として活躍。同形車両8両が現役で走行している。13年度に超低床電車「らっくる号」(9603号車)を導入したことに伴い、引退した。
入札による廃車車体の売却は13年3月の「1006号車」、同11月の「811号車」に続いて3回目。811号車は応札者がなく、解体された。交通部施設課は「今回も応募がなければ解体となるが、潜在的な需要はあるので、機会を設けた」とする。 車体は全長12・2b、幅2・3b、高さ3・7b(台車装着時)で、重さは7d程度。台車や床下機器、パンタグラフなど部品類は取り除く。予定価格は鉄くず価格に準じて設定した。
入札参加は29日〜2月9日まで受け付ける。個人、法人は問わないが応募時に保管予定場所の図面を提出する。駒場車庫からの運搬経費は落札者の負担となる。車体公開の事前予約は施設課(電話0138・52・1412)、入札の問い合わせは企業局管理部経理課(電話0138・27・8722)へ。
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