「乳房」供え安産、健康祈願…知内で「おっぱい祭り」

update 2015/1/18 10:27


 【知内】「おっぱい祭り」の名で知られる女性だけの祭り「十七夜講」が17日、町元町の雷公神社(大野格宮司)で開かれた。参列者は米粉を練って乳房をかたどった「しとぎ」を祭壇に供え、安産や家内安全を祈願した。

 江戸時代、母乳が出なくて困っている母親が町内にある神木「姥(うば)杉」の乳房に似たこぶに願掛けしたという言い伝えが由来。昭和30年代までは夜間に行われており、この日だけは女性たちが家事や育児を離れて夜通し歌や踊りを楽しんだという。

 この日は朝から氏子の女性8人が乳房の形をしたしとぎを二つ作り、神前に供えた。午後2時に始まった祭りには町内の主婦ら約40人が参列。大野宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉ぐしを捧げた。最後に氏子がしとぎを崩してお神酒と混ぜ合わせ、女性たちに配った。

 町森越の女性(42)は「仕事が休みだったので久しぶりに参列することができた。ことし1年の家族の健康を祈った」と話していた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです