越冬メークイン掘り出す

update 2015/1/17 10:42


 【厚沢部】厚沢部町社の山の板坂農園(板坂阡一社長)の圃場(ほじょう)で16日、越冬メークインの掘り出し作業が行われた。雪の下で低温貯蔵することで鮮度が良く、甘みも増す。選別して箱詰め後、19日に東京へ出荷する。

 板坂さんのメークインは、見た目がきれいで甘くて味が濃いのが特徴で、道内外の料理人や百貨店のバイヤーから引き合いがある。秋の通常出荷に加え、越冬によって糖度がのった商品も供給している。

 昨年12月初めに専用の容器に入れたメークインを土中に並べて土をかぶせる。凍結しないよう温度はプラスに保っており、約10dを出荷する。

 重機で丁寧に雪や土を取り除くと、容器の中からみずみずしいメークインが現れた。この日は5dを掘り出した。板坂社長(62)は「測ったことはないが、秋に掘り出したばかりのジャガイモより糖度が3〜5度高いのではないか。手間は掛かっても、甘みのある芋を出荷したい」と話した。

提供 - 函館新聞社

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