函館空港 国際線 昨年最高16万人

update 2015/1/16 10:07


 函館空港の2014年1〜12月の国際線の乗降客数が前年比28・4%増の16万1983人となり、過去最高となったことが15日、国交省函館空港事務所のまとめで分かった。台湾・台北線が12年秋の定期便就航以来、年々利用を伸ばしており、全体を押し上げた。同路線の増便をはじめ、中国やマレーシアからチャーター便が運航されるなど、国際線をめぐる環境は大きく変化した。

 同空港の搭乗客数は02年の243万人をピークに減少。07年に200万人台を割り込み、東日本大震災があった11年には139万人まで落ち込んだ。12年からは回復傾向を続け、14年は同3・5%増の168万6751人に増加。3年連続で前年を上回った。

 国際線は、かつてはユジノサハリンスク線や韓国・仁川線があったが、廃止・運休で利用者が減少。ただ、台湾の航空会社2社が定期便の運航を開始した12年秋を境に増加に転じた。エバー航空は14年に週4便に増やしたほか、今年3月末には毎日運航を開始する。「北海道、函館の人気は依然根強く、今後も需要が見込める」とする。

 ほかにも11月に中国・天津から、12月にはマレーシア・クアラルンプールからのチャーター便が運航され、増加に寄与した。函館市港湾空港振興課は「台北線の増便をはじめ、東南アジアのほかの都市からの就航も目指しており、国際線のプラス材料は多い」と今後に期待する。

 一方、国内線は伸びが鈍化。同1・4%増の152万4768人だった。主力の羽田線は同0・1%減の114万518人に減少した。日本航空函館支店は「前年は函館競馬の長期開催など大きなプラス要因があり、その反動がみられた」とした。

提供 - 函館新聞社

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