初売り 前年下回る…市内百貨店 売り上げまとめ

update 2015/1/14 10:22


 市内各百貨店がまとめた初売りの売り上げ状況によると、多くの店舗で前年を下回った。福袋は軒並み好調だったものの、同時に始まったセールが勢いを欠いたほか、客単価が下回ったことなどが要因。お歳暮商戦も振るわず、昨年4月の消費税増税後、個人消費の回復が鈍い状態が続いており、各店では苦戦を強いられている。

 棒二森屋(若松町)の2〜5日の合計売上高は前年に比べ5%減少。1万500円80袋、3万1500円20袋など用意した福袋は堅調だったが、クリアランスセールが伸び悩んだ。ただ、外国人来店客の購買意欲は引き続き旺盛で期間中、化粧品の売上高は前年比20%増だったという。

 丸井今井函館店(本町)では2日、開店時に前年より約3割多い客が福袋目当てに詰め掛けたものの、当日の売り上げは前年を7%下回った。同店は「来店客数は多かったが、1人あたりの購入金額が落ち込んだ」と指摘。食料品の売れ行きが良かった反面、衣料品などが不振だった。

 一方、テーオーデパート(梁川町)は、高価格帯の福袋の品ぞろえを強化したことが奏功し、前年から売り上げが約1割増加。家具・家電と衣料品・アクセサリーがセットになった1袋10万円の商品が人気で、12組売れたという。

 お歳暮の売上高は、テーオーデパートで前年並みだった他は、軒並み微減。棒二森屋は酒類、丸井今井函館店はハムを筆頭に食料品が好調だったものの、客の購入単価の落ち込みが響き、両店ともに売り上げは前年を5%程度下回った。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです