地域活性化協力隊24日にセミナー なべ祭りにも出店

update 2015/1/10 10:18


 【江差】地域の発展に向けて、まちと若者世代のつながりを深めようと、町内の若者有志の「江差地域活性化協力隊」がことしもさまざまな活動に力を入れる。24日には20代の講師を招くセミナーを開くほか、2月の江差なべ祭りにも出店する予定。メンバーは、歴史伝統を重んじる江差の保守的な考えに敬意を示したうえで「出る杭は打たれるが、それなら打たれないくらいに出てしまおう」と意気込んでいる。

 同会は昨秋に発足、メンバーは町内の会社員や公務員ら20〜30代が中心の16人。既存の催しなどに若者世代が距離を置き始めていることを危ぶみ「まちとの関係を希薄にしてはならない」と、昨年7月の初顔合わせから定期的に集い、9月には情報交換の「ヤングパーティー」を開いた。

 1世紀前にニシン漁でにぎわった前浜の写真を組み込んだ名刺も作成。「活気あるまちづくりをしたいという思いを込めた」という。

 立花謙二桧山振興局長も取り組みを応援。メンバーの中川芽衣さんと奈良学さん、久米早苗さんがこのほど訪れた際には、「着実に活動をすれば応援も増えてくる。初めは成功事例をヒントにしてもいい。環境は変わるので、その中からオリジナリティが生まれる」と激励した。

 地元で起業し実績を残している年配者もメンバーの活動を見守り、「興味を持って連絡をくれたり、応援の言葉をもらったりするのがうれしい」と中川さん。奈良さんと久米さんも「マイナス思考ではなく、次につながることに取り組みたいと考えている人がたくさんいる。1人ではできないことでも力を合わせれば乗り越えられるはず」と声を張る。

 全国最年少の首長として昨夏に就任した照井誉之介町長(30)が注目を集める中、一般の江差の若者世代も奮闘している。

提供 - 函館新聞社

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