青函ツインシティ25周年 PVソング反響呼ぶ
update 2015/1/9 10:12
青森・函館両市のツインシティ(双子都市)提携25周年を記念して製作されたプロモーションビデオ(PV)のイメージソング「優しい街」が反響を呼んでいる。函館在住のアーティストKeller(ケラー)こと解良保哉さん(55)が、生まれ育った函館の街並みや人の触れ合いをテーマとして作詞・作曲し、自ら歌っている。解良さんはアルバム制作も視野に入れており、「音楽で函館に元気を与えたい」と意気込んでいる。
「笑顔でつながる青森・函館」と題したPVは、フルバーションで約5分の映像。解良さんの歌に乗せ、青函両市で活躍する市民を紹介している。25周年記念事業を担当した市の国際・地域交流課によると、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていることもあり、曲に関する問い合わせが多数寄せられているという。
「優しい街」は20年ほど前に手掛けた楽曲で、解良さんは「人の付き合い方がクールな東京で、故郷のぬくもりあふれる人間関係を思い出して作った」と振り返る。
幼少期からバイオリンやウクレレなどの楽器に触れていた解良さんは、高校卒業後、東京で男性デュオ「ホライズン」を結成。1983年に「風のエンジェル」が大手清涼飲料水メーカーのCMソングに抜擢され、一躍有名に。その後は、クレイジー・ケンバンドで活躍する横山剣さんらとバンドを組んで活動したほか、多くの歌手に楽曲を提供。昨年10月末から函館に戻り、福祉事業のコンサルティングを行うグリーンパティオ(田中桜子社長)のミュージックビデオなどを制作している。
解良さんは、大門や中島廉売、五稜郭など函館のまちを題材にした楽曲をまとめ、今春のCD発売を目指している。「函館に戻ってきて元気のなさを感じた。音楽で地域活性化に少しでも貢献できれば」と夢を語っていた。
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