初詣客数10万人超 正月三が日まとめ
update 2015/1/5 10:29
三が日の函館・道南は断続的に雪が降ったものの、大雪にはならず、神社への参拝客数は好調に伸びた。主要12カ所の初詣客数は前年比2万200人増の10万5060人となり、2012年以来3年ぶりに10万人を超えた。元日から営業した観光施設なども多くの人でにぎわった。
■初詣
道警函館方面本部地域課によると、道南での三が日の初詣客数は神社12カ所のうち8神社が増加。函館市では、函館八幡宮が前年比1万6800人増の4万2800人と最も多く、次いで湯倉神社が同1000人増の2万6000人、亀田八幡宮は同1300人増の2万4800人となった。降雪に見舞われた前年に比べ、天候が良く、気温もさほど下がらなかったことから軒並み増加したとみられる。函館以外では、江差町の姥神大神宮が同50人増の3600人、今金町の今金八幡宮が同770人増の1620人、森町の森稲荷神社も同480人増の1450人など。
■観光施設
五稜郭タワーの展望台来場者数は、前年より639人減の5102人。同社は「5日が仕事始めで、余裕を持って3日に函館を離れた人が多いことが要因。元日の早朝営業(午前6時から)に訪れた人は微増した」という。
一方、函館山ロープウェイは前年比5856人増の1万4768人。昨年は1月3日に停電による運休が発生したが、その影響を差し引いても「外国からのツアー客が増加に寄与した。特に台湾、中国などが多い」(同社)とみている。
このほか、元日から営業した金森赤レンガ倉庫や箱館奉行所、旧函館区公会堂、北海道坂本龍馬記念館なども観光客らでにぎわいを見せた。
■スポーツ施設
七飯町東大沼666の函館七飯スノーパークの利用者(券購入者)は3265人。期間中の売り上げは昨年とほぼ同じという。同スキー場は「全面滑走が可能。自然雪が少ない状況だが、人工降雪機で対応しており、滑走には問題ない」と来場を呼び掛ける。
2日に営業を始めた函館市民スケート場(金堀町10)は2日が前年比242人増の1068人、3日が同24人増の1037人と好調。「天気も良く、帰省客の利用が多かったためでは」としている。
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