立岩トンネル 着工…関係者ら安全祈願祭

update 2014/12/14 10:20


 【八雲】北海道新幹線新函館北斗駅−札幌駅間の八雲町から長万部町にかけて築く立岩トンネル(全長16・98`)で、立岩工区(4・96`)にかかわる工事の安全祈願祭が13日、八雲町立岩432の坑口付近で行われた。事業発注者の鉄道運輸機構や請負業者の役員ら約90人が出席し、工事の無事故無災害を誓った。

 札幌延伸のトンネル工事では、村山トンネル(北斗市)と昆布トンネル(ニセコ町)に次いで3カ所目の本格着工。

 立岩工区の工事を行うのは、戸田・伊藤・新太平洋・北海道軌道施設の特定建設工事共同企業体(JV)で、今年3月に工事契約を結び、本格工事に向けた準備を整えてきた。

 同工区の掘削工事のほか、トンネル手前のアプローチ部路盤(60b)も整備する。事業費は約105億で、工期は2021年度末まで。地山などを地盤改良したうえで掘削を始める予定。掘削開始は来年秋ごろになる見通し。

 安全祈願祭は神事にのっとり行われ、同機構北海道新幹線建設局の金山洋一局長は「これまで培った技術力を駆使し、品質確保と地域の環境保全、事故防止に注意を払い工事を進めていく」とあいさつ。八雲町の岩村克詔町長は「これから進められる工事に地元として最大限協力していきたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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