新たな青函交流探る 「青函往来(オーライ)」 まち歩きの印象語り合う

update 2025/12/31 07:39


 函館と青森の交流を活発にしようと、「青函往来(オーライ)」と題したトークイベントが来年1月6、9の両日に両市を舞台に開かれる。函館と青森のまちづくり関係者らが、互いにまち歩きした上で、印象や感想などを語り合う趣向だ。6日の函館編は、市地域交流まちづくりセンターで午後6時半から、青森側がトークを繰り広げる。

 主催は、ローカルメディア「IN&OUT」代表でライターの阿部光平さんや、市内で空き家再生などを手掛ける箱バル不動産代表の蒲生寛之さんらが今月設立した一般社団法人「オールド・タウン・ジャンクション・ハコダテ」。

 同団体は、函館旧市街を全国各地、世界の人やモノ、情報の合流点(ジャンクション)とすることが目的。シティプロモーションやイベント企画、事業支援などを行いまちの事務局%I存在を目指すという。今回のイベントは第一弾事業で、手始めとして歴史的、文化的につながりが深い「隣りまち・青森」を選んだ。

 イベントは両日とも2部構成。1部は「都市と路上の再編集」を出版した長野市の編集者、徳谷柿次郎さんによるトークを行う。2部は、事前にまち歩きをした函館と青森両市の関係者が、互いにまちの印象を語る。9日は青森市で青森編を行う。

 阿部さんは「近くのまち、青森との交流が今より盛んになれば、暮らしや経済が変わる可能性がある。イベントをきっかけに往来を増やすことができれば」とし、蒲生さんは「外で暮らす人の視点はきっと新鮮に聞こえる。函館で暮らす人の自信にもなるはず」とアピールする。

 入場料は2000円。申し込みは二次元コードから。

提供 - 函館新聞社

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