乙部特産大豆で蒸しパンなど紹介　函館短大で幼児食講習会

update 2025/12/10 20:24

　函館短期大学（沢辺桃子学長）は６日、栄養教諭や家庭科教諭らを対象にした調理実習講習会を開いた。「家族の食事〜幼児食〜」をテーマにした調理実習や講義を通して、幼児期の食事への理解を深めた。

　全国栄養士養成施設協会の後援事業。乙部町の管理栄養士、元野晶さんが講師を務め、市内の小中学校栄養教諭や中学・高校家庭科教諭、同短大食物栄養学科の学生ら２０人が参加した。

　講義では、元野さんが幼児食の在り方や幼児期に必要な栄養素などを解説。「幼児期の食行動で重要なのは、食べる意欲を引き出し食べる楽しさを感じてもらうこと」などと語った。

　調理実習では、乙部町立つくし保育園の人気メニューや同短大学生が乙部町の特産大豆「大莢白乙女（おおさやしろおとめ）」を使って考案した蒸しパンなど５品を紹介。このうち、キャベツや脱脂粉乳を混ぜ込んだ「メンチカツ」、幼児が好きなチーズを加えた「ブロッコリーのおかか和え」、ビタミンＥや食物繊維が豊富な「かぼちゃプリン」を調理し、試食した。

　函館大妻高校の児玉早生教諭（２４）は「学生に交ざって学びながら参加できて楽しかった。学校の調理実習にも生かせたら」と話していた。

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