ササラ電車準備万端 降雪前に試運転
update 2025/11/13 20:12
本格的な降雪を前に、函館市企業局交通部は13日、除雪用車両「ササラ電車」を試運転した。レールの雪をはらう竹製ブラシの回転具合や安全に走行できるかを確認し、稼働の準備を整えた。
函館市電のササラ電車は明治時代に客車として製造したものを、1937(昭和12)年に除雪車両として改造。現在も2両が現役で活躍し、函館の冬の風物詩となっている。ササラ電車の走行は札幌市電でも行っている。1両あたり前後に900束のササラを取り付けており、1束のササラは200本の細かく割った竹で出来ている。プラスチックブラシに比べ折れにくい利点があるという。
この日は駒場車庫内で整備担当が点検を行った後、五稜郭公園前までの往復約5キロを走行。沿道にはカメラを構えた愛好者の姿が見られた。
2024年度は、少雪のため昨年12月15日〜今年2月6日に5日(回数6回)出動し、総走行距離は100・774キロだった。
出動の目安はレールが2〜3センチ雪で隠れる場合など。
同部事業課の菅原健一主任技師(47)は「雪のシーズンになってきた。積雪状況を見極め、市電が定時に安全運行できるよう体制を整えていきたい」と話した。
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