セイコーマート、ニチロビル跡地に１０月９日オープン　ハセスト厨房併設、やきとり弁当など販売

update 2025/9/26 07:51

　道内でセイコーマートを展開する「セコマ」（札幌市）は１０月９日、函館市大手町５のニチロビルディング跡地に「セイコーマート函館ベイ店」をオープンする。北洋漁業を通じて函館に経済発展をもたらし、かつて「嫁にやるなら日魯の社員」などと言われた「日魯漁業」（現マルハニチロ）の社屋の跡地が、コンビニエンスストアに生まれ変わる。

　新店舗は函館国際ホテルの隣で、店舗面積は２９９平方メートル。９日午前７時にオープンし、通常の営業時間は午前６時から午後１１時まで。

　地元のコンビニ・ハセガワストアの厨房を併設し、観光客にも人気の函館のソウルフード「やきとり弁当」やハセガワストアグッズなどを販売する。ハセガワストアの厨房を併設しているセイコーマートは初めて。

　ニチロビル跡地に出店した理由について、セコマは「セイコーマートの店舗がないエリアなので、出店を決めた」と説明した上で、「地域の皆さまにご愛顧いただける店舗を目指す。観光客も多い立地であることを意識して店舗づくりをしていく」と話す。函館ベイ店では、開店後４日間の割引などを実施する予定だ。

　ニチロビルディングは昭和初期に建てられた北洋漁業の繁栄を象徴するコンクリート建築の建物だったが、２０２３年に解体された。

　セコマでは「函館らしさを楽しんでいただける店舗にしたい。立地に合わせたお店作りで、お客さまの期待に応えたい。ぜひ来店してほしい」と呼び掛けている。

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