大粒で味が濃い 森でタマフクラ出荷進む
update 2025/9/13 07:13
【森】JA新はこだて森営農センター姫川野菜集出荷施設で、町特産の超大粒枝豆「タマフクラ」の出荷が進んでいる。タマフクラの枝豆は大粒で、甘くてこくがある。集出荷施設には、農家が枝豆を詰め込んだ段ボール箱を次々と持ち込んでいる。
JA森営農センターによると、町農産物生産出荷組合タマフクラ専門部会(竹浪克博部会長)は7戸が5・3ヘクタールでタマフクラの枝豆を栽培。農家は畑で収穫後、さやを枝から外し、袋詰め、箱詰めしてJAに出荷。今年は昨年より1週間ほど早い8月29日に受け入れを始めた。1袋250グラム入りで、1箱に18袋入る。現在は250〜300箱を集荷し、冷蔵庫でいったん保管し翌日出荷。関西や札幌方面に送っている。
JA生産施設課の高松雄介係長(43)によると、今年は昨年より早く出荷がスタートする予定だったが、一部に高温障害が出て葉が日焼けし枯れたため、例年よりやや遅れが生じているという。また、暑さでカメムシなど害虫が発生し、農家は防除に苦労した。
高松さんは「品質はまずまず。タマフクラは通常の枝豆と比べ栄養価が高く、貴重な枝豆。塩ゆでして食べてほしい」と薦める。生産者の一人、町白川地区の笹川法之さん(69)は2ヘクタールでタマフクラの枝豆を作っており「豆自体は味が濃くておいしい。一度食べると、また食べたくなる味」と太鼓判を押す。
道南でタマフクラの枝豆を生産している産地はほとんどなく、出荷スタート時は1袋300円の高値で取引された。出荷は9月末まで続く。
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