一夜限りの体験に多くの家族連れ はこだてカルチャーナイト
update 2025/9/6 07:58
函館の文化・教育施設や民間施設を夜間開放する「はこだてカルチャーナイト」(実行委主催)が5日、市内各所で開かれた。今年は47の企業・団体が32会場に分かれ実施。多くの家族連れが一夜限りの体験を楽しんだ。
普段行くことや見ることができない施設を開放することで、文化や産業など地域への理解を深めるのが狙い。2005年から実施しており、今年で21回目。
函館港緑の島は、函館地方電気工事協同組合が、電線などの作業をする高所作業車2台を展示。子どもたちは作業台のバケットに乗り、高さ約7メートルを体験した。
陸上自衛隊函館駐屯地第28普通科連隊は、軽装甲機動車と高機動車の2台を展示し、子どもが車両前で写真を撮ったり、高機動車に乗り込んだりした。市内の小学2年生の赤部柚羽さん(7)は軽装甲機動車に乗り込み「ユーチューブで見たことはあったが、すごい」と話し、運転席から手を振っていた。
西部地区のレストラン五島軒本店は、今年初参加。「老舗で学ぶ」をテーマに、函館タータン協会(岡田暁会長)とコラボレーションし、函館を象徴するデザインのタータン柄のオリジナル名刺作成や、ソフトクリーム巻き体験を行った。
市内の小1の田中凛さん(6)はソフトクリーム作りに挑戦し「初めて作った。楽しかった。ミルク味を選んだけど、牛乳より、おいしかった」と話していた。
イベントは、函館駅前、五稜郭、湯川地区でも行い、市役所では、普段入ることのできない市長室の見学もあった。
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