巳年の商売繁盛願い活気 青果、水産市場で初競り
update 2025/1/6 20:19
函館市水産物地方卸売市場(豊川町)と市青果物地方卸売市場(西桔梗町)で5日朝、新年恒例の初競りが行われた。市場には青果物や水産物がずらりと並び、今年1年の商売繁盛を願って縁起の良い初物が次々と競り落とされた。
○…青果市場は、東一函館青果(木戸浦静男社長)と丸果函館合同青果(勝木敏孝社長)の卸売2社など約100人が集まり、午前6時40分から「初競り式」を開いた。大泉潤市長は青果市場が今年開設50周年を迎えることに触れ「半世紀にわたり、苦難を乗り越え市民に安全な生鮮食料品を提供し続けてきた」と謝意を示すとともに「市民生活だけでなく、函館の食を楽しみにする観光客に対しても安定供給は必要不可欠。基幹インフラとして非常に重要な存在」とあいさつ。
参加者が三本締めを行い、活気ある取引を願ったほか、市の鹿礒純志農林水産部長が競りの開始を宣言。函館巴太鼓振興会のメンバー7人が力強いパフォーマンスを披露し、式に花を添えた。初日はキュウリやトマト、長ネギ、ダイコンなどを取引した。
〇…水産市場は約200人が集まり、午前7時から「初売り式」を開催。田畑浩文副市長が「イカやサケなど主要魚種の水揚げ不振が続いており、業界を取り巻く環境が様変わりしている。変化に向き合っていくため、サーモンの養殖や天然コンブの資源回復に向けた藻場の整備など、つくり育てる漁業を積極的に進めていかなければ」と力を込めた。
函館魚市場の松山康史郎社長が「安全な水産物を安定的に供給することが使命で、集荷、販売に一層努力する」と述べた。
同社によると、水産市場での2024年取扱量、金額とも前年を下回る見込みだという。秋サケが壊滅的だったほか、ブリも例年より減少。一方、カツオやニシン、ホッケ、生鮮スルメイカなどの水揚げが良かった。
この日はタコやホッケ、メバル、サバ、ババガレイ、タラ、ニシンなどを競り落していった。
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