「北のハイグレード食品2024」に道南から6品認定
update 2024/2/26 18:36
【札幌】味や品質管理に優れた道産加工品を認定する「北のハイグレード食品2024」(道主催)の発表会が14日、札幌市内で開かれた。道南からはプティ・メルヴィーユ(函館市)の「いちごのバターサンド」、ワイズマンズFPL(北斗市)の「ビオベーコン」、村上商店(同)の「うに屋のおいしいうにバター」と「雲丹の佃煮」、はこだてわいん(七飯町)の「北海道100ドルンフェルダー2022」、小野養鶏場・里山楽房(同)の「コタプリン」の6品が選ばれ、土屋俊亮副知事が事業者に選定証書を贈った。
道産加工品の販路拡大と食を通じた地域産業活性化を図る狙いで2011年から実施。今年度は道内各地から107点の応募があり、シェフなど食の達人が19品を選定した。
いちごのバターサンドは、道産バターと小麦粉を使用した薄焼きサブレに、ドライイチゴ入りクリームをサンドした菓子。軽い口当たりと爽やかな風味が高評価を受けた。遠藤薫オーナーシェフは「良いものをどんどん作って、食の品評会などに出品していきたい」と意欲を見せた。
ビオベーコンは、厳選した道産豚バラ肉と塩のみを原材料とし、化学調味料や添加物、発色剤は不使用。肉本来の味の深さやジューシーな質感が高い評価を受けた。佐々木理所長は「製造から販売まで1人で行っている。量産が難しいこともあるが、できることを精いっぱいやっていきたい」と抱負を話した。
うに屋のおいしいうにバターは、無添加生ウニの甘さや塩味を生かした繊細な味のオリジナルバター。高級感あふれるパッケージデザインも好評を得た。雲丹の佃煮は、ウニのしっかりした粒感と、雑味のないまろやかなうま味が高く評価された。村上朋子社長は「昨年、海外物産展に初出展し、外国人に商品を気に入ってもらった。国外にも販路拡大できるような縁ができれば」と意気込みを話した。
北海道100ドルンフェルダー2022は、後志管内余市町産のブドウを使用した赤ワイン。食事に合わせやすい甘さや酸味、香りなど全体的なバランスの良さが高評価を受けた。佐藤恭介社長は「ワインの提案とともに、長い歴史ある函館のことも多くの人に周知していきたい」と抱負を話した。
コタプリンは、純国産鶏をこだわりの餌で平飼い飼育する養鶏場の直営店で製造。卵黄だけを使ったなめらかで濃厚な味が高い評価を得た。小野美孝代表は「道南という恵まれた地域で商品を製造できることに感謝している。多くの人たちに商品を知ってもらえたらうれしい」と喜びの表情を見せた。
このほかの選定を受けた事業者は次の通り(敬称略)。
エーデルワイスファーム(北広島市)、マルトシ吉野商店(後志管内寿都町)、フジタコーポレーション(後志管内黒松内町)、花カフェアイバレー(伊達市)、MIURAYA(日高管内日高町)、MOVE(札幌市)、コージージューススタンド(旭川市)ビストロ・ボン・マルシェ(同)、喫茶と宿美瑛茶房(上川管内美瑛町)、瀧源商店(宗谷管内枝幸町)、十勝養蜂園(十勝管内上士幌町)、源ファーム(十勝管内大樹町)、コスモス(根室管内標津町)
その他の新着ニュース
- 12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」...2024/11/22
- 道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える...2024/11/22
- 赤潮モニタリングに定期便航空機活用 世界初、北大とJALが連携...2024/11/20
- 住民避難「声掛け大切に」 森で駒ケ岳噴火訓練...2024/11/19
- 函館市がインクルージョン啓発イベント 池崎選手がアンバサダーに...2024/11/18
- 漁業就業体験 函館市が参加者再募集 参入のきっかけに...2024/11/15
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。