ふっくりんこ2年連続「特A」

update 2016/2/26 10:21


 日本穀物検定協会(東京)が25日公表した2015年産コメの食味ランキングで、道南ブランド米「ふっくりんこ」が2年連続の「特A」を獲得した。14年産は参考品種で獲得しており本エントリー≠ナの最高評価を受け、産地の喜びもひとしおだ。

 15年産ふっくりんこの作付けは、主力のJA新はこだて(畠山良一組合長)管内だけで741戸、2262ヘクタールとなり、JA管内の水稲作付面積の6割を占める。新はこだて、函館市亀田、今金町の3JAでつくる生産者組織「函館育ちふっくりんこ蔵部(くらぶ)」の出荷量は約1万1000トンに上る。

 ふっくりんこ蔵部の木本勉部会長(55)=知内町=は「1年限りだとまぐれだと思われるので、2年続けて獲得できてうれしい。品質基準を守りながら、もっと生産量を増やしたい。これまで食べていない消費者にも買ってもらえるように努力したい」と意気込む。

 畠山組合長は「15年産は自信作だったので、大丈夫だと思っていたが、特Aが決まりほっとした。北海道新幹線も開業するため、消費拡大に弾みが付く」と声を弾ませる。

 ふっくりんこは03年に道南でデビュー、07年に生産エリア拡大を機に全国販売が始まった。独自基準は食味に関係するタンパク含有率6・8%以下を基本とし、品質に応じた精算体制(成果主義)を取り入れている。

 今回で45回目の食味ランキングは、15年産の139産地品種を評価。特Aの数は過去最高の46となり、全体の33・1%を占め最も高くなった。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです