(ニュースファイルこの1年)文化
update 2016/12/31 07:58
▼函館音楽協会賞に島さん(1月)
函館音楽協会(宍戸雄一会長)は、2015年度の函館音楽協会賞にソプラノ歌手の島聖子さん、同奨励賞にピアニストの安藤陽子さん、リコーダー奏者の宍戸良子さん、作曲家の山本和生(かずい)さんを選出した。
▼函館市公民館活性化イキ!ネット解散(1月)
函館市公民館(青柳町)を生かしたまちづくりを推進してきた市民団体「函館市公民館活性化ネットワーク」(松石隆代表)が、設立当初の目的を達成し解散した。運営資金の残金で譜面台などを市教委に寄贈し、10年間の活動にピリオドを打った。
▼歴風文化賞に鹿目浩一邸など(2月)
函館の歴史的風土を守る会(歴風会、佐々木馨会長)は、市の歴史的な建造物の貴重性や持ち主の保存に対する努力、景観へ寄与した個人・団体を表彰する本年度の「歴風文化賞」を発表した。保存建築物は鹿目浩一邸(谷地頭町)、再生保存建築物に港の庵(大町)が選ばれた。個人賞には毛利剛さん、原風景に「下海岸の瓦屋根風景」を選んだ。
▼函水高が「SYDボランティア奨励賞」特別賞(2月)
函館水産高校が、社会教育団体「修養団」(東京)が主催する「第10回SYDボランティア奨励賞」の特別賞を受賞した。生徒による函館ゆかりの新島襄が米国へ脱国する日の夜を再現する寸劇や、大沼流入河川水のCOD(化学的酸素要求量)調査、佐賀からもらい受けたヒマワリの種を育てる東日本大震災を忘れない「ひまわりプロジェクト」の活動が高く評価された。道南では初の受賞。
▼函館いか踊り作曲の高橋さん死去(2月)
▼函館少年少女合唱団が創立40周年記念演奏会(4月)
1976年の創立から40周年を迎えた函館少年少女合唱団の記念演奏会が、函館市芸術ホールで開かれた。卒団生を加えた総勢50人によるメドレー演奏や、ミュージカルステージを披露。大勢の観客を楽しませた。
▼田村紋子さんのエッセー漫画が全国発売(4月)
運動神経に障害が出る難病「ギラン・バレー症候群」と闘病しながら漫画家として活動する函館市在住の田村紋子さんのエッセー漫画「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」(講談社)の単行本が全国発売された。自身の10年以上続いた闘病生活をコミカルに描いた。
▼土方コンテストでNCVの高橋さん優勝(5月)
戊辰戦争の最後の戦地となった五稜郭を後世に伝える「第47回箱館五稜郭祭」の初日である21日に開かれた「土方歳三コンテスト全国大会」で、地元ケーブルテレビ局「NCV」のアナウンサー高橋ともみさんが初出場で見事に栄冠に輝いた。今年は函館や道内のほか関東、福岡県から20〜48歳の21人(男性15人、女性6人)がエントリーした。
▼函館文化会、新会長に金山氏(5月)
郷土の文化振興に関する活動に取り組む函館文化会は24日、五島軒本店で本年度定時総会を開き、役員改選で同会理事の金山正智氏を新会長に選出した。
▼ハリストス正教会、聖堂築造100年(6月)
函館ハリストス正教会(ニコライ・ドミートリエフ長司祭)の現聖堂築造100年を祝う記念行事が26日、同正教会などで行われた。道内、東北の教会を管轄する日本ハリストス正教会東日本主教教区のセラフィム大主教を司祷(しとう)に迎えた聖体礼儀や祝賀会が行われ、信徒ら約140人が節目を祝いながら聖堂を守り続けていくことを誓った。
▼函館野外劇、華やかに夜公演復活(7月)
市民創作「函館野外劇」の第29回公演の本公演が9日、特別史跡・五稜郭跡の一の橋広場で開幕。2年ぶりとなった夜の舞台に約300人が来場し、函館の歴史絵巻に彩りを添える躍動感のあるダンスや殺陣に大きな拍手を送った。
▼高田屋嘉兵衛追悼式、6年ぶり復活(8月)
江戸時代後期に海運業で函館発展の基盤を築いた豪商高田屋嘉兵衛の顕彰・追悼式が1日、宝来町の高田屋嘉兵衛銅像前で開かれ、献花や舞踊奉納で「箱館発展の恩人」をしのんだ。顕彰事業は6年ぶり。嘉兵衛が生まれた兵庫県淡路島から洲本市五色町の商工関係者2人のほか、地元関係者約30人が参列した。
▼函館バレエアカデミー60周年記念公演(8月)
函館バレエアカデミー(長谷部今子主宰)の創立60周年記念公演「コッペリア」が7日、函館市芸術ホールで上演された。全3幕を生徒や卒業生、ゲストの約50人で演じ、観衆を魅了。盛大に節目を祝った。
同アカデミーによるコッペリアの全幕公演は創立25周年記念公演以来。
▼はこだて国際民俗芸術祭にぎわう(8月)
国内外のアーティスト、パフォーマーら36組が伝統音楽や民族舞踊、大道芸などで繰り広げる「第9回はこだて国際民俗芸術祭」が5日、函館市の元町公園で開幕。11日までの7日間、観光客や市民らが、世界各地で活躍するパフォーマーらの技術や美しさに拍手と歓声を送った。
▼元函館地方気象台職員の山本さん、南後志の歴史掘り起こす新刊出版(8月)
元函館地方気象台職員で現在は札幌管区気象台に勤務する山本竜也さんが、新刊「南後志―寿都・島牧・黒松内―に生きる 五十三人が語る個人史と町・北海道・日本の歴史」を自費出版した。個人史から見えてくる町、北海道、日本がたどってきた歴史を浮き彫りにする作品で、山本さんは「南後志は函館とのつながりが深い地域なので、函館の人にもぜひ読んでほしい」と話す。
▼ジャズドラマー吉村玄さんが特待生でバークリー音楽大へ進学(8月)
函館のジャズバンド「ヨシムラ4(フォー)」のドラマー、吉村玄さんが22日、ジャズの名門校バークリー音楽大学(米国マサチューセッツ州ボストン)で授業料を全額免除された奨学生として渡米した。吉村さんは小学6年以来、同大で学ぶことを将来の夢としてきた。
▼道立函館美術館が開館30年(8月)
道立函館美術館が開館30周年を迎え、20日に同館で記念式典を開いた。芸術・文化関係者ら約170人が出席して節目を祝うとともに、今後も地域に根差した美術館づくりを進めていくことを誓った。同美術館は1986年9月に開館。
▼函西の若山君、高校総文祭で書道日本一(8月)
函館西高校3年の若山翔(かける)君が、7〜8月に広島市で開かれた第40回全国高校総合文化祭の書道部門で、最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。全国から集まった316人の頂点に立ち、「レベルの高い作品ばかりが集まっていたので、信じられない」と喜ぶ。若山君は「揺籠(ゆりかご)の波」を揮毫(きごう)した。
▼亀井勝一郎没後50年展(9月)
函館市元町生まれの文芸評論家、亀井勝一郎(1907〜66年)の没後50年に合わせ、函館市文学館(福原至館長)は10日から、同館の一角に少年時代の作文などを展示する企画コーナーを設けている。会場には、若き日の亀井や旧亀井邸の写真、直筆の色紙、選集や全集に井上靖や武者小路実篤らが寄せた生原稿など貴重な資料約40点が並ぶ。
▼映画「オーバー・フェンス」公開初日に多くのファン(9月)
函館出身の作家・故佐藤泰志(1949〜90年)原作映画3作目となる「オーバー・フェンス」(山下敦弘監督)が17日、全国公開初日を迎えた。映画を企画したシネマアイリスには多くのファンが訪れ、全国公開を喜びながら鑑賞した。
▼金子鷗亭生誕110年で特別展(10月)
松前町出身の書道家金子鷗亭(1906〜2001年)の生誕110年記念の特別展「金子鷗亭の世界」が8日、開館30周年を迎えた道立函館美術館(五稜郭町)で開幕した。「近代詩文書」を確立するまでの若き日の作品から、生涯にわたり書の在り方を追い求めた晩年までの約130点の作品で、95年の生涯とその書業を振り返った。
▼東日本学校吹奏楽大会で上磯小2年連続「金」ラ・サール中高は「銅」(10月)
第16回東日本学校吹奏楽大会が9、10の両日、東京都で開かれ、小学校部門の北斗上磯小学校吹奏楽部(2年連続7度目)が金賞に輝いた。高校部門の函館ラ・サール中学高校吹奏楽局(2年ぶり2度目)は銅賞だった。
▼三国バレエ研究所65周年記念公演(10月)
三国バレエ研究所(函館市本町、三国利栄子主宰)の65周年記念公演が10日、市芸術ホールで開かれた。生徒やゲストら25人が全3幕のオリジナル作品を披露し、独創的な世界観で観客を魅了した。同研究所は道南初のバレエ教室として1951年に誕生。発足当初から古典のみならず創作バレエにも挑戦し続けている。
▼市文化賞に啄木資料の保存、継承に尽力の岡田弘子さん、(10月)
函館市文化賞審議会(座長・工藤寿樹市長)は12日、2016年の市文化賞受賞者に函館啄木会代表理事の岡田弘子さん(91)を選定したと発表した。明治を代表する歌人石川啄木(1886−1912年)の貴重な資料の収集、保存、継承に尽力した活動を高く評価した。
▼全日本吹奏楽コンクールで上磯中2年連続金賞(10月)
▼「函館珈琲」公開始まる(10月)
函館の映画祭から生まれた映画「函館珈琲」(西尾孔志監督)が22日、シネマ太陽函館で公開が始まった。初日には主演の黄川田将也さんからのビデオメッセージが上映されたほか、主要キャストの片岡礼子さん、AZUMIさん、中島トニーさんによる舞台あいさつが行われた。
◆日本管楽合奏コンで木古内中優秀賞(11月)
第22回日本管楽合奏コンテストの中学校A部門(10人以上35人以下)で、木古内中学校吹奏楽部が優秀賞を受賞した。
▼全日本高校吹奏楽で遺愛高が2位の快挙(11日)
12、13の両日、横浜市の横浜みなとみらいホールで開かれた「全日本高校吹奏楽大会in横浜」で、本道代表として出場した遺愛女子高校吹奏楽局(渡部紗英局長)が初日の2位に相当する横浜市議会議長賞を受賞した。道内勢として過去最高位の成績で、局員は「精一杯の演奏ができた」と受賞を喜んでいる。
▼小林さんが日本民謡協会「功労章」(11月)
民謡団体「函館悦山会」会主の小林基悦さんが(78)=函館市神山3=は、10月に東京・両国国技館で開かれた日本民謡協会主催の「民謡民舞全国大会」で、民謡功労章を受章した。
▼イルミナシオン映画祭シナリオ大賞で東京の難波さんグランプリ(12月)
函館港イルミナシオン映画祭実行委員会は5日、「第20回シナリオ大賞」の最高賞(グランプリ)である函館市長賞に、東京都文京区の秘書、難波典子さん(42)の作品「駆けろ!駆けろ!駆けろ!」を選んだと発表した。
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