クルーズ振興に協力2団体を表彰

update 2016/2/26 10:21


 函館地区クルーズ振興協議会の本年度総会が25日、函館北洋ビルで開かれた。地域のクルーズ振興に貢献した個人・団体を表彰する制度を創設。客船入港時の歓迎行事への協力を続ける「カムカムの会」(石塚大会長)と「函館善意通訳会」(市根井恵子会長)の2団体に同協議会会長の勝木正裕函館運輸支局長から表彰状が贈られた。

 「カムカムの会」は客船の入港時間帯に合わせて、「ようこそ函館へ」と書かれた横断幕を持ち、船を降り立った乗客を笑顔で出迎える活動を長年続ける。同会の横山悦朗さんは「特別なことをしているわけではないが今年も活動を続けたい」と話す。

 「函館善意通訳会」は主に外国客船入港時の歓迎セレモニーで通訳として、函館港の関係者と客船関係者の橋渡し役を務めている。市根井会長は「活動が認められて、会員の励みにもなる。ガイドの依頼も増えているので、活動できる会員をもっと増やしていきたい」と話した。

 総会では2016年度の寄港予定が示され、函館港には本年度のほぼ倍となる延べ29隻が寄港。道南では5月に「にっぽん丸」が松前に、6月には「ぱしふぃっくびいなす」が奥尻に寄港(いずれも沖止め)する。同協議会は引き続き、「クルーズサポータークラブ」の新規会員獲得といか踊りなどのセレモニーへの参加呼び掛けなどを進め、寄港地の魅力向上に努めることを確認した。

提供 - 函館新聞社

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