市函高美術部、ポスター甲子園で初グランプリ

update 2016/2/19 10:08


 市立函館高校美術部が、学校行事などをPRするポスターのコンテスト「第11回全日本学校ポスター甲子園」でグランプリに輝いた。おととし、昨年と2年連続準グランプリを経ての栄冠。「誰もが共感するクオリティーの高い作品」と評価された。

 コンテストは印刷会社総北海(旭川)の通販部門「印刷通販プリントコンシェル」が主催。全国の高校や大学など71校から79作品が寄せられた。

 美術部は過去2度の出品同様、学校祭「柳星祭」(昨年7月)の告知ポスターを提出。部長の高橋琴美さん(17)と對馬彩乃さん(同)、中野志保さん(16)の2年生3人が原案を、顧問の佐々木龍教諭が撮影を担当した。

 「見た人が自分の高校生活を思い返すようなポスターを」と、6月に制作に取り掛かった。「制作時間の半分は構図に費やし、意見がぶつかることもあった」と高橋さん。イメージに合うロケーションを探し続け、採用したのは校舎2階の教室。窓の外で青々と茂る木は真面目な在校生のクールさを表現。一方、2人の生徒がたたずむ教室は、柳星祭に懸ける情熱やムードの高まりを表すよう、赤みを帯びた色調でまとめた。

 写真の上下には、これまでの柳星祭の写真をネガフィルム風に。キャッチコピー「また来たね、この季節。」を添え、走馬灯のように過去を振り返りながら、「今年も楽しい柳星祭に」という期待感を表した。

 3人は「先輩が頑張っていたから、『今年も良い結果を』というプレッシャーはあった。まさか受賞できるとは」と笑顔。「妥協しなかったことが自信につながった」と声をそろえた。佐々木教諭は「生徒が悩み抜いて作品づくりに取り組んだ経験が、結果につながって良かった」と努力をたたえた。

提供 - 函館新聞社

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