市内でバレンタイン商戦本格化

update 2016/2/5 10:15


 函館市内の百貨店や洋菓子店でバレンタイン商戦が本格化している。今年の14日は日曜日に当たるため、各店は職場や学校で配る「義理チョコ」が減るとみており、高級品や衣類とのセット商品など「本命」の品ぞろえを充実させている。

 棒二森屋(若松町)は本館1階に特設コーナーを設置。ベルギーの高級ブランド「ゴディバ」をはじめ、国内外の有名店のチョコレート約70種類が並ぶ。このほか、本館4階の紳士服売り場にもコーナーを設け、チョコレートと、ネクタイや下着などを組み合わせた「オリジナルギフト」を提案している。

 チョコレート専門店シュウェットカカオ(梁川町)には男性客の姿も目立つ。同店によると、チョコレートの品ぞろえが充実するこの時期に自分用に買い求める人が増えるという。

 売れ筋のカカオ豆にこだわった一口サイズのチョコレートは、普段より10種類ほど多い約40種類を用意。詰め合わせのギフトも2〜30個入りと多様なニーズに対応する。1日からは免疫力アップが期待できる乳酸菌が入った「シールドショコラ」(6個入り、税込み1980円)を120箱限定で発売。館山雅紀代表は「チョコレートとともに思いやりを贈ってほしい」と呼び掛ける。

 バレンタインにちなんだイベントも各所で開かれる。13、14の両日、金森赤レンガ倉庫群(末広町)が、LEDキャンドルの幻想的な光に包まれる。同施設を運営する金森商船が「キャンドルバレンタイン」として企画。今年は午後5〜9時に約500個のLEDキャンドルを建物の周りに並べ、非日常的な空間を演出する。

 北斗市七重浜の温泉施設「七重浜の湯」にはチョコレート風呂が登場する。13、14の両日、男女の一部の浴槽にカカオ成分を含んだ入浴剤を投入。チョコレートの甘い香りでリラックスできるとともに、血行促進や美肌・保湿効果が期待できる。

 同施設の鶴巻俊治さんは「バレンタイン時期限定の人気企画。茶色いお湯と甘い香りを楽しみながら体を温めてほしい」と話す。

提供 - 函館新聞社

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