「バル街」トレードショーに出展
update 2016/2/3 10:18
10〜12日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる国内最大級の食品関連見本市「第50回スーパーマーケットトレードショー2016」に、函館発祥のまちおこしイベント「バル街」の出展が決まった。北海道新幹線開業を見据えて企画され、道南の食材を使ったピンチョス(つまみ)を振る舞い、函館・道南の食や観光素材を強力にアピールする。
同トレードショーは新日本スーパーマーケット協会が主催。流通業界に最新情報を発信する展示会で、50回目の今年は規模を拡大。3日間で10万人の来場を見込んでいる。
西部地区をスペインの街並みに見立てて飲み歩きを楽しむバル街は、函館を皮切りに全国に波及している。今回の出展は道食品開発流通地興(谷沢広代表理事)が、同協会から要請を受けて企画。新幹線開業に合わせて地域の魅力を知ってもらおうと、道南18市町などから後援を得た。
函館西部地区バル街実行委員会の深谷宏治委員長ら、道南で活躍するシェフ4人が参加。ピンチョスを1人3品、計12品作り、来場者に味わってもらう。白口浜マコンブと生ハムの煮物、噴火湾産ホッキ貝シュウマイ、知内産カキの温スープなど、いずれも道南の豊かな山海の幸をふんだんに使った料理ばかりだ。
1回1時間、3日間で計8回デモンストレーションを行い、深谷シェフが講演とともに料理を説明。またバルの本場・スペインからも出展し、函館とスペインで交互に「バル街」を展開するなど趣向を凝らした。
また、食品見本市の場でもあることから、道南の地ビールやワイン、スイーツなども出品し、豊かな食文化を紹介する。
谷沢代表は「バル街をベースにしながら食と観光を提案し、函館や道南全体の発信力を強めたい」と意気込む。深谷シェフは4月22日に予定する春のバル街をPRする構えで「流通業界の人々に知ってもらえるのは大変いいチャンス。函館が面白い食の取り組みをしていることを知ってほしい」と話している。
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