大谷短大学生が函館山観光の不満調査

update 2016/1/21 10:27


 函館大谷短大コミュニティ総合学科の2年生グループが、ロープウエーや売店など函館山にある施設の利用実態を調査し、20日、函館山ロープウェイに調査内容を報告した。利用客のアンケート結果を分析し、混雑時や夜景が見られなかった際の対応策などを提起した。

 昨年7月、同短大と同社が締結した連携協定に基づいて、マーケティングを指導する鄭蕣玉(チョンスンオク)講師のゼミ受講生5人が調査。7月24日から同30日まで、ロープウエー利用者1358人にアンケートを行った。このうち、592人が台湾や中国などの外国人観光客だった。

 結果は全体の74%が「満足」「非常に満足」とした一方、26%が「どちらでもない」「不満」などと回答。満足できなかった理由(複数回答)として「(夜景を見る際)搭乗までの待ち時間が長すぎる」「(天気の影響で)景色が見られなかった」「いすが足りない」が上位を占めた。売店やレストランの利用者は33%、10%にとどまり、3割が「満足していない」との回答があった。

 報告会では学生が同社の役員や幹部の前で内容を発表。夜景が見られない時の対応策に代用イベントの企画や、混雑解消策として時間帯で料金設定を変えること、また、防寒対策でコートをレンタルするなど、対応策を提起した。

 同社の桜井健治専務は「貴重な資料として参考にしたい」と述べた。同学科の塩谷未来さんは「1年間取り組んできた成果を出せて良かった」と話し、鄭講師は「なぜ満足しなかったのかを着目して分析した。今後も継続的に調査していきたい」とした。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです