真田家の歴史感じて

update 2016/1/17 10:26


 NHK大河ドラマ「真田丸」が10日から始まったのを記念して、坂本龍馬記念館(函館市末広町8、三輪貞治館長)は、主人公の武将、真田信繁(幸村)の長男、大助(幸昌)が所持していたとされる管打ち式銃砲を特別展示している。銃砲は同館の所蔵品で、ドラマが放映される年内いっぱい展示する考え。

 銃砲は全長118・1センチ、銃身長88・9センチ、口径1・4センチ。1615年(元和元年)4月、八坂金兵衛が製作したものとされている。

 史実によると、大助は父幸村とともに豊臣家につき、14(慶長19)年の大坂の陣では大坂城に攻め込んだ徳川家康の軍勢と戦い、大功を挙げた。翌年5月の大坂城落城の時には周囲から脱出を勧められたが、主君豊臣秀頼に殉じて自害した。享年13歳(16歳説もあり)だった。

 銃砲はその時に大助が持っていたとされ、三輪館長は「この銃には真田家の深い思いを今に伝える貴重な歴史がこもっている。ぜひ一度見てほしい」と話している。

 入館料500円。小学生―大学生300円。未就学児無料。開館時間は午前8時〜午後6時。無休。問い合わせは同館(TEL0138・24・1115)へ。

提供 - 函館新聞社

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