北斗と七飯で成人式
update 2016/1/11 10:18
成人の日前日の10日、道南では北斗市、七飯町など多くの市町で成人式が行われた。新成人は大人としての誇りと自覚を持って人生を歩むとともに、古里の発展に貢献することを誓った。
○…北斗は市総合文化センターで開き、あでやかな振り袖やスーツを着た新成人332人(男163人、女169人)が笑顔で式に臨んだ。
対象者(1995年4月2日〜96年4月1日生まれ)は459人(9日現在)。市教委の吉元正信委員長が「3月26日に北海道新幹線が開業する北斗の地で、豊かな感性と行動力を発揮して大きく羽ばたくことを期待する」と式辞。高谷寿峰市長が「困難を自分で乗り越える気概を持ち、失敗を恐れず挑戦を」と励ました。
新成人を代表し、実行委委員長の吉田涼一さんと副委員長の須藤美穂さんが「苦しくても決して諦めず、創意工夫や努力で乗り越え、ピンチをチャンスに変えていきたい。しっかりと信念、責任感、感謝の気持ちを持って生きていくことを誓う」と述べた。
北海道日本ハムファイターズ2016年応援大使の大野奨太、上沢直之両選手のお祝いメッセージが流されたほか、実行委主催の大抽選会もあり、会場は大いに盛り上がった。最後に出身中学校ごとに記念撮影して締めくくった。市渡の会社員高橋玲菜さん(19)は「大人の自覚を持って行動したい。地元に新函館北斗駅ができるので、開業後は駅前がにぎわってほしい」と話した。
○…七飯は町文化センターで行い、201人が出席。町教委の與田敏樹教育長は「決められたレールの上を走る新幹線とは違い、皆さんの進む道は無限に広がっている」、中宮安一町長が「まちの中心で活躍する人材として夢と希望、可能性に向けて突き進んでほしい」とそれぞれエールを送った。
新成人を代表し、大須田美憂さん(20)と松尾みちるさん(同)が「大沼をはじめとするふるさとの美しい景観を大切にし、一層町を盛り上げていく」と力強く宣誓した。
式典後は「語らい広場」が設けられ、懐かしの給食を囲むなどして盛り上がった。柴岡恵美さん(同)と三浦由槻(ゆつき)さん(同)は「責任感を持った大人になりたい」と声をそろえた。
町の新成人は、昨年より14人多い271人(男性132人、女性139人)。
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