函館音楽協会賞に島さん

update 2016/1/9 10:53


 函館音楽協会(宍戸雄一会長、会員137人)は8日、本年度の函館音楽協会賞にソプラノ歌手の島聖子さん(58)、同奨励賞にピアニストの安藤陽子さん(60)、リコーダー奏者の宍戸良子さん(65)、作曲家の山本和生(かずい)さん(38)を選出したと発表した。表彰式は24日午後6時半から、五島軒本店で行われる。

 島さんは音楽活動30周年記念リサイタルオペラファンタジー「夕鶴」「オペラの小部屋」など多くの演奏会を開催したほか、函館市民オペラでは23回中19回出演するなど精力的に活動。全日本合唱コンクール北海道支部大会高等学校部門で2014、15年と2年連続金賞を受賞した函館ラ・サール学園グリークラブの合唱指導に当たり、躍進に貢献した功績が高く評価された。島さんは「うれしさとともに賞に恥じない活動を続けなければという責任を感じる。子どもたちへの指導は活動全般においての活力になっており、今回指導者としての面を評価いただいたことはありがたい」と喜びを表している。

 安藤さんは積極的な演奏活動に加え、深みのある音楽表現と誠実にピアノに向き合う姿勢が評価された。宍戸さんは活発な演奏活動を通して現代の独奏曲に挑戦し、安定した技術と情感豊かな演奏が、山本さんは古典や身近な自然を素材に豊かな色彩感と叙情性にあふれた新作を発表していることなどがそれぞれ認められた。

 函館・近郊に在住する個人や団体を対象に、協会賞は過去の実績やこの1年の郷土の音楽文化向上推進への功績に対して、奨励賞は意欲的で高水準の実績を示した作曲・演奏活動などの実績に対して贈られる。昨年12月19日、宍戸会長をはじめ10人で選考した。

 5月21日に芸術ホールで開かれる「春季定期演奏会」で両賞受賞者による受賞記念演奏が行われる予定。

提供 - 函館新聞社

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