開業を飛躍の契機に 函館市年賀会に800人

update 2016/1/5 10:21


 新年恒例の函館市年賀会(市、市議会、函館商工会議所主催)が4日、ホテル函館ロイヤルで開かれた。各界各層から約800人が出席し、目前に迫る北海道新幹線開業を新たな出発点として、躍進の1年となることを祈念した。

 あいさつに立った工藤寿樹市長は「新幹線開業で、にぎわいと活気に満ちあふれた1年となることを期待する。昨年の金沢に代わり、今年、最も注目される街が函館になる」と期待感を示した。その上で東北や北関東との連携、一層の海外観光客誘致、地場産品の流通拡大などに引き続き取り組む考えを示し、「長年の誘致運動の成果でやっと新幹線が開業するが、到達点ではなく、新しい時代の出発点。市民が誇れるまちづくりを進めていく」と述べた。

 また、松本栄一会頭は祝杯のあいさつで「函館は北海道の玄関口として栄えた街。開業を千載一遇のチャンスとして、皆さんの手で再生しよう」と呼び掛けた。一方で、「札幌延伸までの15年間に札幌、仙台の中間地としての位置付けを確立できるかどうかだ。時間は多くはない」と課題を示した。

 出席者は新年のあいさつを交わしながら和やかに懇談した。祝宴の締めくくりに佐古一夫議長が「来年のこの場で『本当に北海道新幹線はすごいな』と言えるような1年にしたい」と述べ、三本締めで新年の飛躍を誓い合った。

提供 - 函館新聞社

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