2月もんべつ流氷まつりの氷像 旧公会堂を「主役」に抜擢
update 2015/12/28 10:27
オホーツク管内紋別市で来年2月11〜14日に開かれる「第54回もんべつ流氷まつり」のメーン氷像に、函館市元町の旧函館区公会堂(元町)が使用されることが決まった。道東の地で函館の観光名所を紹介し、来春の北海道新幹線開業へ機運を盛り上げる。
まつりは紋別市で冬期に行われる最大のイベント。会場には大小40体の氷像が並ぶほか、「氷柱ガマン抱きつき大会」などさまざまな催しがあり、主催する紋別観光協会によると例年約5万人が訪れるという。
「北海道全体で新幹線開業を応援したい」(同観光協会)として、函館市内の建物を初めてメーン氷像に起用することに。サイズは幅24メートル、高さ13メートル、奥行き8メートルとする予定で遠軽自衛隊が制作する。同観光協会は「函館を起点とし、オホーツク地域に足を運ぶ観光客が増えれば」と期待を寄せる。
主役≠ノ抜擢された公会堂の佐久間浩志館長は「大変光栄で嬉しい。今後も西部地区のランドマークとして来館客をおもてなししたい」と話していた。
公会堂の14年度来館者数は約15万6000人。15年度は国内旅行客減少の影響を受け、前年度を3000人程度下回る見通しで、新幹線開業後の16年度は約16万人の利用を見込んでいる。
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