はこだてライナー 報道関係者に公開
update 2015/12/22 10:06
JR北海道は21日、来年3月26日の北海道新幹線開業と同時に運行を始める新函館北斗―函館間を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」(定員439人)の車両を報道関係者に公開した。
車両は札幌圏で主に通勤、通学客向けに運行している列車をベースとした「733系1000代」を使用。3両編成が基本で4編成12両を投入、繁忙期は最大6両で運転する。側面には新幹線車両「H5系」と同じ紫色の帯をデザイン、新幹線との一体感を持たせている。
座席は、10〜13人が座れるロングシート。車両内部は一部機器を削減して空間を拡大し、大きな荷物を持った旅行客が快適に乗車できるようにした。このほか、乗降口のステップをなくし、車いすでも利用できる大型トイレを設置するなど、バリアフリー仕様となっている。
同社によると、同列車の試運転は今後運行開始日までほぼ1日置きに行われるという。車両部計画課主席の山口義貴さん(31)は「新幹線で本州からやってくるたくさんの方々を函館まで安全に送り届けるため、万全に準備したい」と話している。
同列車は快速や普通列車として、1日16往復運転。全ての新幹線と接続し、同区間17・9キロを最速15分で結ぶ。
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