道新幹線ダイヤ発表 東京―函館 最速4時間29分
update 2015/12/19 10:34
【札幌】JR北海道は18日、来年3月26日に開業する北海道新幹線や新函館北斗―函館間を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」などのダイヤを発表した。東京―函館間の乗り継ぎ時間を含めた最速時間は、現行から53分短縮され、4時間29分となる。一方、函館市の関係者らが要望していた宇都宮駅の停車が見送られたことに際し、同社は「今後も停車は難しい」との見方を示した。
【札幌】JR北海道は18日、来年3月26日に開業する北海道新幹線や新函館北斗―函館間を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」などのダイヤを発表した。東京―函館間の乗り継ぎ時間を含めた最速時間は、現行から53分短縮され、4時間29分となる。一方、函館市の関係者らが要望していた宇都宮駅の停車が見送られたことに際し、同社は「今後も停車は難しい」との見方を示した。
札幌市のJR北海道本社で行われた記者会見で、JR北海道の田畑正信常務と鉄道事業本部の宮越宏幸運輸部長らが明らかにした。
新函館北斗―東京間を4時間2分で結ぶ最速列車は上下計3本で、新青森、盛岡、仙台、大宮のみ停車する。下りは東京午前8時20分発「はやぶさ5号」と同9時36分発「はやぶさ11号」の2本、上りは新函館北斗午後5時21分発「はやぶさ34号」の1本。このうち、はやぶさ5号を利用し、新函館北斗駅ではこだてライナーに乗り継ぐと函館は午後0時49分着となり、東京―函館間最速の4時間29分となる。
一方で、宇都宮駅が現状通り通過となることについて、宮越部長は「はやぶさは首都圏と北東北、北海道を最速で結ぶという使命を持っている」と説明。ほとんどの「はやぶさ」は、東京−盛岡間で秋田新幹線「こまち」が併結していることを挙げ、「秋田新幹線は単線区間で、列車交換(行き違い)の場所や時間が限られていることで、綿密にダイヤを組んでいる。はやぶさを宇都宮駅に停車させ、ダイヤを変更するこは相当厳しい」と今後も停車の可能性が低いという見解を示した。
新函館北斗駅を発着する新幹線は、東京便10往復20本を含む13往復26本。木古内駅には8往復16本、奥津軽いまべつ駅には7往復14本が停車し、繁忙期の臨時便の運行について同社は「検討中」とする。田畑常務は「準備作業に追い込みをかけ、万全の態勢で開業日を迎えたい」としている。
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