小泉名誉教授の名入れ かんずり入りいか塩辛

update 2016/11/25 09:37


 水産加工業「小田島水産食品」(函館市弁天町、小田島隆社長)が、人気商品「かんずり入りいか塩辛」のラベルデザインを一部手直しした。商品を監修した小泉武夫さん(東京農大名誉教授)の名前を入れたのが特徴で、地方メーカーが著名な学者の名前を使うのは極めて異例。小田島社長は「大変名誉なことで、すごくうれしかった」と話している。

 かんずり入りいか塩辛は、同社が創業100年を迎えた2014年に開発。トウガラシを発酵させた新潟県の伝統調味料「かんずり」を使い、これまでにない爽やかでふくよかなうま味が人気を呼んでいる。

 発酵学の権威である小泉さんは、NPO法人発酵文化推進機構(東京)の理事長も務める。かんずり入りいか塩辛に関し、小泉さんは、味の仕上げにアドバイスしたり、トウガラシを赤く色付けしたりするなど商品開発をサポートした。

 小田島社長が9月末、東京であった第4回秋の記念講演に参加した際、懇親会でかんずり入りいか塩辛を試食してもらったところ、ラベルを見た小泉さんから「私の名前が載っていない」との声が上がり、小泉さんの厚意で名入れが決まった。ラベルには「発酵学者小泉武夫博士監修」と入れた。

 また、今回は小泉さんの指導でラベル上のかんずりの説明について「唐辛子を発酵させた新潟県の名品です」と書き換えた。

 かんずり入りいか塩辛は道どさんこプラザ有楽町店でのテスト販売も決まり、道外にも徐々に販路を広げている。小田島社長は「小泉先生の厚意はありがたい話で、商品価値が高まった。なお一層精進して塩辛作りに励みたい」と決意を新たにする。

 瓶入り120グラム700円(税別)。問い合わせは同社(0138・22・4312)へ。

提供 - 函館新聞社

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