カレーやパンこだわりの新商品 函商高グループが開発

update 2016/10/27 09:38


 函館商業高校流通ビジネス科の3年生19人による課題研究グループ「HAKOSHOP(ハコショップ)」が、2年ぶりに新商品を開発した。五島軒(末広町)、社会福祉法人かいせい(追分町)と連携し、カレーやクッキー、パンなど、こだわりを詰め込んだ6種類が完成。29日に開かれる同校創立130周年の記念式典でお披露目する。

 HAKOSHOPではこれまでも市内の企業・団体と商品開発に取り組んできた。新商品は、夜景を模したゼリー「函館ジュエリー」を発売した2014年以来2年ぶり。パッケージは函館デザイン協議会会長の岡田暁さんが生徒の原案を基に手掛けた。

 トマトの酸味が効いた「バターチキンカレー」は、佐々木文哉君(17)が発案。「野球部の練習後、疲れ切って家に帰ると、チキンカレーが待っていた。その時の感動と味が忘れられない」と仲間に提案し、健康を考えて豆乳を加えるなど改良を重ねた。

 クッキーは、五稜郭の四季を4つの味で表現し、「シーズンズ」と名付けた。前川ヒロト君(18)は「五稜郭はサクラが咲く春が有名だが、四季折々の表情があることを伝えたかった。個装なので土産にもおすすめ」と胸を張る。

 かいせいチームはパンとマフィンを製作。イカ入りカレーと卵をトッピングした「函商カレーデニッシュ」、カレーを練り込んだ生地にキーマカレーを挟んだ「函商カレークロワッサン」と斬新なアイデアを取り入れた。マフィンは七飯産リンゴと森産カボチャを使用し、130周年にちなんで1個130円とした。

 バターチキンカレーとシーズンズ(12枚入り)は540円。デニッシュは170円、クロワッサンは150円。カレー、クッキーは五島軒本店で開く感謝祭(11月3日)や、本・支店で、パン類はかいせいが運営する「パンの店オリーブ」(追分町5)で販売する。

提供 - 函館新聞社

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