味、デザインに函館らしさ「イカ入りソーセージ」開発 11月発売へ

update 2016/9/28 09:42


 食肉卸・小売業「牛肉センター」(函館市西桔梗町、成田雄一社長)は、パッケージデザイン工房の代表デザイナー山田聖さん(63)=七飯町在住=と協力し、函館産スルメイカが入ったソーセージを開発した。その名も「いかにもソーセージ」。辛口で酒のつまみに合うほか、函館の土産品としても重宝されそうだ。11月に発売予定。

 成田社長(49)、同社の高橋伸悦専務(58)、専務の妻雅代さん(57)、山田さんがチームを組んで、約半年がかりで完成させた。山田さんは「いかしゅうまい」「いかようかん」のネーミングやパッケージデザインを手掛けた経験があり、4人は函館らしさを念頭に入れ、新商品を考案した。

 同社「箱館ハム工房」で職人が手間暇かけて手作りする。森町のSPF(無菌)豚を使い、1片1・5センチに丸ごとぶつ切りにしたイカをソーセージの具と混ぜる。イカの割合は20%。イカをどのぐらいの割合で混ぜたらいいのか、試作を繰り返した。

 同社によると、スペインには、コメとイカが入ったソーセージがあるが、日本でイカ入りソーセージの販売は珍しいという。成田社長は「函館をイメージできるインパクトのある商品を作りたかった。ワンコイン(500円)で提供できれば」と話す。山田さんは「イカが入っているのでヘルシー。次回は『いかにもハム』も発売したい」と意気込む。

 チョリソーとイカスミ入りの2種類。1袋3本入り125グラム。価格は未定。直販のほか、函館市内の焼き肉店や居酒屋に卸す。問い合わせは同社(0138・48・8000)へ。

提供 - 函館新聞社

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