函大のプランが最優秀賞 海洋観光大学の教育旅行研究大会

update 2016/9/11 09:52


 子どもと青函の海を題材に、大学生が作成した旅行プランを発表する「海洋観光大学東日本キャンパス教育旅行研究大会」(実行委、日本財団主催)の本選が10日、函館大学で開かれた。書類審査を通過した7チームが学生の視点で魅力ある素材を発掘。最優秀賞は、函館大のチームが獲得した。

 海洋観光大学は、子どもたちの海に対する愛着を育むと同時に、自然と生活の関わりを学ぶ教育旅行を生み出す仮想の大学。昨年広島県で「瀬戸内キャンパス」としてスタートし、初めて他地域で行った。

 出場したのは、函館大や道教育大、北大、長野大など7チーム。実地調査を行った上で着地型観光のプランを作成し、成果を持ち時間25分で発表した。独創性や集客力、教育効果、実現可能性などを基準に、函館国際観光コンベンション協会の高田悟理事ら6人が審査した。

 函館大は、青函の2つの遺跡を巡りながら、縄文時代から今日まで、海が青函交流を支えてきたことを学ぶ内容。南茅部の大船遺跡や青森の三内丸山遺跡での劇の鑑賞、縄文時代から伝わる「ベンガラ染め」のTシャツ作り、「シーグラス」を使ったアクセサリー作り体験などを盛り込んだ。

 発表した学生は「アクティビティーを通じ、人とのつながりが深められる。『北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群』の世界遺産登録への足掛かりにしたい」と力を込めた。

 優秀賞には北大水産学部、青山学院大が選ばれた。入賞したプランは、JTBなどが商品化に向け検討する。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです