台風10号農業被害 渡島508ヘクタール、桧山1259ヘクタール
update 2016/9/8 09:50
台風10号による道南の農業被害は渡島508ヘクタール、桧山1259ヘクタールに上ることが、渡島総合振興局と桧山振興局のまとめ(5日現在、速報値)で分かった。道南はその前に道内を襲った台風7、11、9号では被害がなかったが、今回は各地で野菜の倒伏などの被害が相次いだ。
管内市町の聞き取りによる数字を集計した。渡島総合振興局によると、松前町を除く2市8町で被害が報告され、被害面積は野菜が217ヘクタール、飼料作物が135ヘクタール、畑作物が94ヘクタール、果樹が57ヘクタール、水稲が6ヘクタールなど。停電の影響で生乳29トンの廃棄も余儀なくされた。このほか、ビニールハウスの破損を中心に営農施設で782棟の被害があった。JA施設で倉庫被害が1件確認された。
森町では、暴風の影響で家畜飼料用トウモロコシ90ヘクタールが倒伏。カボチャ80ヘクタール、大豆40ヘクタール、小豆30ヘクタールも品質低下が懸念される。七飯町では、長ネギの曲がり、葉折れが120ヘクタールに上ったほか、リンゴの落果、枝折れ、傷果の発生が57ヘクタール。果実落下は30%に達した。北斗市では、ビニール破損が176棟と続出した。
桧山振興局によると、今金町807ヘクタール、せたな町161ヘクタール、江差町63ヘクタール、厚沢部町181ヘクタール、乙部町47ヘクタールの被害が出た。水稲やトウモロコシ、大豆、小豆、ソバ、ブロッコリーなど作物の広範囲に被害をもたらした。
渡島総合振興局は「管内は水没こそ少なかったが、風の被害が多かった。野菜は共済(保険)対象外の作物が多く、収穫不能になると経営への打撃が大きい。リンゴは落ちなかった果実も傷果が多発し、品質低下が心配だ」(農務課)としている。
その他の新着ニュース
- 2017年の初日の出はどこで迎える?...2016/12/31
- 年末年始に懐かしい遊びを 百人一首やかるたなど並ぶ...2016/12/31
- 道南の重大ニュース2016・下半期...2016/12/31
- 桧山この1年...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)文化...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)経済...2016/12/30
- 道南スポーツこの1年(上)...2016/12/30
- 市電に繭玉、縁起物/31日から特別ダイヤ...2016/12/29
- 北斗自慢のグルメ集合 29日まで新駅でイベント...2016/12/29
- パフィー紅白初出場、巨大コロッケCMで縁の厚沢部から声援...2016/12/28
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。