函館短大生と教職員 高丘町会夏祭りに助っ人参戦

update 2016/8/22 09:53


 函館短大の学生や教職員が、今月5、6の両日に開かれた高丘町会(武下秀雄会長)の夏祭りに初めて参加し、運営をサポートした。これまで祭りを支えてきた町会役員の高齢化で、準備・運営にかかる労力確保が年々厳しさを増していた。この悩みを解消しようと、同短大が協力し、武下会長は「学生の力を導入する新たな試みで祭りがよみがえった」と感謝している。

 きっかけは昨年9月に行われた同短大と高丘町会の懇談会。短大側が何か地域貢献できないか意見を聴いたところ、町会側は「学生に夏祭りの手伝いやボランティアをしてほしい」と要望した。

 「町会メンバーだけで準備や後片付けをするのはもはや大変。肝心の夏祭り当日、疲労困ぱいになってしまう」と武下会長。

 今回の夏祭りに向け、開催前の準備から当日の運営サポート、撤去作業に、学生、教職員延べ107人が参加した。盆踊り用のやぐらやテントの設営を手伝い、露店で販売する飲食物の調理や接客に協力した。

 また、学生が余興を企画した。エアロビクスダンス部によるステージショーが行われたほか、食物栄養学科の学生が子ども向けに考案したお菓子すくいゲーム「短大ガチャガチャ」も好評で、ここ近年では見られなかったにぎやかさを演出した。

 同ダンス部の山本千里さん(2年)は「地域を身近に感じて楽しく踊れた。祭りの盛り上げに協力できて良かった」と笑顔。

 同短大の松田賢一学生部長は「地域の人たちの活動を見て、一緒に取り組むことも生きた教育につながる。短大、町会双方が意義のあるものにつながった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです