講談と芝居で五稜郭物語

update 2016/8/22 09:52


 箱館奉行所で21日、五稜郭築城や箱館戦争について講談と芝居で紹介する再現劇が行われた。来館した約100人が見物し、歴史絵巻を楽しんだ。

 同館の指定管理者、名美興業が主催。NPO法人「函館野外劇」の会や五稜郭祭実行委の協力を得た。まずは大広間で、野外劇で弁士役を務める講釈師、荒到夢形さんが、箱館奉行所が元町から現在地に移転して五稜郭が建てられたことなどを流ちょうに語った。

 物語が箱館戦争に差し掛かり、榎本武揚や土方歳三らの活躍に触れる場面で役者が登場。さらに旧幕府軍と新政府軍の戦いになると、南庭を舞台にし、野外劇の出演者が殺陣を演じた。夢形さんが榎本のその後などを話し、読み聞かせは終了した。

 榎本役を演じた同社の大杉洋介さん(32)は「緊張した。榎本について知ってもらえたと思う」、夢形さんは「大広間で張り扇を響かせるのは気分爽快だった」。見物していた仙台市の主婦守屋明美さん(55)は「偶然見ることができた。短い時間だけど面白く、良い企画だと思う」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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