応援力にメダル取る!リオパラリンピック、辻選手壮行会で決意
update 2016/7/20 09:49
リオデジャネイロ・パラリンピック陸上女子短距離(400メートル、200メートル、100メートル)に出場する函館出身の辻沙絵選手(21)が17、18の両日、市内で行われた壮行会などに出席した。小、中学生時代にプレーしたハンドボールの恩師や関係者、母校の後輩らから激励を受け、辻選手は「皆さんの声援を力にする」と決意を新たにした。
17日は午後6時半から函館山山頂のレストランで開かれた、函館ハンドボール協会(立蔵義春会長)主催の壮行会に出席。辻選手はあいさつで「函館を離れ、ハンドボールをやめたのに、私を歓迎、応援してくれるのがうれしい」と涙を見せた。同9時からはホテル法華クラブ函館で、日体大北海道同窓会道南支部函館地区(古沢和弘地区長)の激励会に出席。古沢地区長から「地球の裏側から応援します」と元気づけられ、先輩と校歌を歌い「フレー、フレー、沙絵」とエールを受けた。
18日は午前8時50分から、辻選手が5年生の時にハンドボールを始めた函館鍛神小学校(片桐由博校長、児童365人)の激励会で、児童が折った千羽鶴を受けた。ハンドボールから陸上への転向にあたり「『結果が出なかったらどうしよう』などと悩んだが、それを吹き飛ばすくらい頑張ったら道が開けた。皆さんも夢に向かって、自分を信じていろいろなことに挑戦して」と励ました。
同10時半からは同協会、道南陸上競技協会の役員とともに市役所を表敬訪問し、工藤寿樹市長に「リオで400メートルにはかなり自信がある」と意気込みをみせた。市役所入り口には応援幕が掲げられ、辻選手、工藤市長らが記念撮影をした。
午後1時半からは函館本通中学校(毛利繁和校長、生徒635人)で、62人の応援団の合図で全校生徒から「ベストをつくせ」と健闘を願う声を受け「みんなの応援を力にしてメダルを取ってきたい」と誓った。
また、同校では市体育協会から激励金が贈られた。
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